高知県の中山間地域・限界集落の発展要素と将来ビジョン

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    ◇高知県の中山間地域・限界集落の発展要素と将来ビジョン

      (株式会社こうち暮らしの楽校 松田高政)

     

    序章.市町村合併後の中山間地域対策・地域づくりの必要性

     

     これまで、地方の地域づくりにおいて、「地方分権」「行政主導から住民主体へ」「住民自治」という言葉をよく耳にしてきました。この背景には、経済の低迷により中央及び地方財政が縮小していく中で、個性豊かな地域社会を築いていくためには、地域の活性化や暮らしの改善に関する要求の実現すべてを中央政府や県・市町村行政にお願いする時代ではなくなってきたことがあります。

     

    このことは、一方では自分たちの住むところは自分たちで考えるといった住民の主体性が問われる時代がきたということ。また、自分たちが決めたことに責任を持つということが重要になってきたことを意味しています。

     

    また、地方分権や地方財政が縮小といった大きな流れの中で、地域の危機を回避するために、市町村合併という大きな選択をした地域が多くあります。ただ、その一方で、行政規模の拡大による弊害が懸念されており、それゆえ、単独自立という選択肢をとった自治体も見うけられます。

     

    今後、地方分権や地方財政縮小の流れは、ますます進んでいくことが予想されており、まさに今、市町村合併を行った結果、中山間地域や限界集落と言われる地域に住む住民の多くは、「合併によってサービスが低下した」とか「辺地集落が切り捨てられるのでは」など様々な不安を抱えています。




     これらの不安が現実なものにならないようにするために、これから自分たちの地域(集落)が5年後・
    10年後どう変化するのか、将来を展望し、そのことに対する予防策、あるいはそれを契機に新しい地域づくりを進めるといった住民側の動きと行政の後押しが必要となっています。

     

    市町村合併後に地域や集落のあり方の議論がなされている今こそ、これを地域の活性化の機会として考え、中長期の視点から地域ぐるみの取り組みや住民参加の動きが一定の方向に集約するならば、それが合併した・していないにかかわらず、地域づくりの理想的な姿になると考えます。

     

    このような観点から、現在の市町村における中山間地域または限界集落と言われている地域の振興について、これまで自分自身が行ってきた体験の中から感じたことを中心にまとめていきたいと思います。

     




    「第1章.中山間地域の現状と発展要素」へと続きます。
    http://blog.kurashinogakkou.co.jp/?eid=1283526
     



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